松浦 恭子

松浦 恭子 まつうら きょうこ

福岡県出身。修猷館高校、九州大学卒。1992年弁護士登録。 松坂法律事務所を経て、1994年に当事務所へ入所。

松浦 恭子
主な分野

離婚事件、子どもの権利を巡る事件

離婚事件やこれに関連する子どもの監護を巡る事件はかなり多く手がけており、依頼者のエンパワーメント(依頼者が本来持っている、自分で立つ力、考えていく力を引き出すこと)を大切にしています。

一貫して、女性の権利に関する問題、子どもの権利に関する事件に取り組み、学校事故や性虐待、性被害の損害賠償事件などを担当するほか、薬害HIV訴訟、薬害C型肝炎訴訟、旧優生保護法違憲国賠訴訟に取り組み、被害者とともに被害回復と制度改正を目指しています。

「人はどんな目に遭っても生きていく、そしてそれができる」

依頼者の方々から得た、確信です。

弁護士をめざしたきっかけは?

祖父がたまたま口にした「弁護士」という単語、小学生の頃に目にした水俣病訴訟で勝訴の幕を掲げる弁護士の姿、中学校の授業で日本国憲法を暗唱して感激したことなど、さまざまな出来事が頭の中で一つにまとまって弁護士を目指すことになりました。
弁護士活動のなかでずっと関わってきたのが、子どもの権利の問題全般と、離婚などの家事事件です。子どもの権利について取り組む中で子どもの虐待の問題に多く関わるようになりました。障害を持つ子どもたちへの権利侵害に接するなかで、「障害問題弁護団」に入り、特別支援教育、優性保護法の裁判なども担当しています。

「女性協同法律事務所」だからこそ、出会えたやりがいはありますか?

重い性暴力被害事件など、普通の法律事務所には相談しにくいと思われる事件や、さまざまな相談機関や専門家からの紹介の相談を受けるのは『女性協同法律事務所』が女性を軸として社会的に困難な立場に追いやられている立場の方々の権利擁護を追求してきたからこそだろうと思います。事務所の課題と、自分自身の関心領域とがつながっており、事件を担当したり、性暴力被害者を支援するセンター(※)の運営に関わったりするようになりました。そうした流れのなかで仕事ができてきたのは、当事務所のお陰であることは間違いありません。
※ 2017年5月より『公益法人犯罪被害者支援センター』理事

特に力を入れている分野はなんですか?

離婚を中心とする家事事件と子どもの権利を巡る事件です。 暴力から、特に家庭内で暴力被害を受けることから、どうやったら被害者の安全や人間性を守ることができるのか、安心して子どもが成長することのできる家族関係や家庭、社会を支えるために、自分には何ができるのか、司法はどのような役割を果たせるのか、また果たすべきなのかを考えています。
子どもの虐待については『児童虐待防止法』は2000年に成立し、その後『児童福祉法』とともに何度も法改正が行われています。
しかし法律があっても課題は山積みです。特に性虐待や心理的虐待など立証がむずかしい事案をどうするのか、例えば日本の『刑事訴訟法』では、子どもの証言を証拠にする方法、手順について、司法面接などの制度が整っておらず、課題は多いと感じます。

よりよい結論を導き出すために、大切にしていることはありますか?

「人を信じることができる」ということだと思っています。「人」のなかには「相手方」も含まれます。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、「立場は違っても、この人にも必ず解決に向かう道筋を歩む力がある」「この人もよい解決を願っている一人である」という信頼関係を持とうとする力が、私は大切だと思っています。

人はそれぞれ現在の姿に至るまでに、おのおのの人生をたどってきているので、簡単に変わるはずはありませんし、こちらの主張や希望を受け入れてくれるわけでもありません。でも、「あなたはしょせんダメでしょ」というボールを投げていると、決してこちらを向いて話そうという気持ちにはならないと思うようになりました。解決を導き出す次の場面につなげるために「信じる力」を自分が持ちたいと思っています。

そうでないと、私自身がガチガチに鎧(よろい)を着てしまい、アイディアも湧かなくなるという経験を幾度もしました。「信じる力」は、「この人、本当は攻撃的な人じゃない面もあると思うけど、どうしてそのように振舞っているのか」と考える客観性や余裕のようなものを与えてくれます。もちろん、裏切られることもあるし、その不安はいつもありますが(笑)。

私は特に家庭内の問題を扱うことが多いので感じるのですが、人間関係は未来に向かってつながろうとする一本の糸を大切にすることだと思っています。「信じること」は解決の糸口を見つけ、その糸が切れないように解決の出口まで紡いでいくために、私にとっても欠かせない力になっています。

依頼者さまの問題が解決するまでの道のりにおいて、印象的なエピソードがあれば聞かせてください。

「本当にきつかっただろうな」と思うような困難に遭遇した方々とお話しすることが多いのですけれども、依頼者の方と共に解決をめざしていく中で、その方々の姿から教えられ、私の確信になっていることがあります。それは、「人はどんな目に遭っても生きていくしかなく、それができる」ということです。「人ってすごい」と心の底から思います。

今、依頼者の方に時々私が話すのは、誰の人生においても「幸せ」を飲み込む大波を受けることがあるということです。その中でもがき苦しみ、混乱しても、必ずまた波の上に顔を出して、息ができるようになる。そういうお話を確信をもってできるようになったのは、私自身の力や経験ではなく、依頼者の方々と出会ってきたからこそなんですね。

このホームページをとてもきつい状態で探し当て、読んでいただている方もいらっしゃると思いますが、「人生は終わりじゃない。必ず歩き出せる」ということをお伝えすることができたら。そして、それを支えることができる弁護士になりたいと思っています。

弁護士紹介

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原田 直子
原田 直子

宮崎大宮高校、九州大学法学部卒。生まれは福岡県。1982年弁護士登録。

松浦 恭子
松浦 恭子

福岡県出身。修猷館高校、九州大学卒。1992年弁護士登録。 松坂法律事務所を経て、1994年に当事務所へ入所。

相原 わかば
相原 わかば

一橋大学法学部卒。1995年札幌弁護士会にて弁護士登録。

郷田 真樹
郷田 真樹

愛媛県出身。愛媛大学法文学部卒業。民間企業勤務を経て、2000年に弁護士登録をし、当事務所に入所。

佐木 さくら
佐木 さくら

長崎県出身。京都大学法学部卒。2001年弁護士登録・当事務所入所。

山崎 あづさ
山崎 あづさ

生まれは福岡。九州大学法学部卒。2001年弁護士登録・当事務所入所。

柏熊 志薫
柏熊 志薫

東京都出身。早稲田大学法学部、同大学大学院、中央大学法科大学院卒。2008年弁護士登 録、当事務所へ入所。

石本 恵
石本 恵

長崎県長崎市出身。慶應義塾大学法学部卒業。九州大学法科大学院修了。2010年12月弁護士登録。2011年1月当事務所入所。

井芹 美瑛
井芹 美瑛

熊本県県上益城郡出身。九州大学法学部卒業、九州大学法科大学院終了。2015年、弁護士登録・当事務所に入所。