佐木 さくら

佐木 さくら さき さくら

長崎県出身。京都大学法学部卒。2001年弁護士登録・当事務所入所。

佐木 さくら
主な分野

離婚事件と関連する家事事件 交通事故に関連する事件

他に患者の権利オンブズマンの活動や、薬害C型肝炎訴訟に携わりました。私生活では、育児に奮闘中です!

※ 2013年~『公益財団法人交通事故紛争処理センター』 相談員
※ 『福岡県配偶者からの防止対策連絡会議』委員など

「生きやすい生き方」探しのお手伝い。

「モヤモヤ」があるならご相談ください。

女性協同法律事務所に所属したきっかけはなんですか?

司法修習生(法曹になるための研修生のこと)の時に、女性だけで運営している事務所があると聞いて、事務所訪問しました。辻本、原田、郷田の3人に会って、「難しいことを抜きにして、楽しいな」と感じたのが入所を決めた動機です。 私自身は、生い立ちのなかで、幸いにも女性だからということで特に悔しい思いをした経験はありません。しかし、高校生の時に、「お兄ちゃんは県外の大学に行くけど、自分は行けない」と悩んでいる友達やお母さんだけのひとり親家庭で苦労しながら生活している友達のことが心に引っかかっていました。女性が不合理な差別を受ける現実を少しでも変えていけたらなと思い、志を同じくする人たちと一緒に努力していきたいと思っています。

弁護士になる前と後で、仕事に対するギャップはありましたか?

だいぶん違いましたね(笑)。離婚事件だと、相手方に怒鳴られたり、怒られたりは日常茶飯事。自分のことではないけれど、怒鳴られること自体で傷ついたり、しんどい気分になったりしていました。どうして他人の夫に怒鳴られなくちゃいけないんだ⁉ なんで首を突っ込んでいるんだろう? と思わずぼやきたくなることもしばしば。

でも、それも経験でした。10年過ぎたくらいから、自分らしい仕事の仕方もつかめてきて、今は仕事を味わう余裕が少し出てきました。

「自分らしい仕事の仕方」について具体的に聞かせてください。

もともと人の話に耳を傾けるのが好きなほうです。ただ、弁護士は依頼者のお話に共感しつつも、解決の道筋を想定して、相手方や裁判所にうまく伝わるポイントを取捨選択する必要があるため、そうしたことを考えながら、お話をうかがっています。

でも、最近、思うのはポイントだと思ったところや依頼者が自発的にお話になること以外に、大切なことがこぼれていることも多いということ。それを見つけることは、なかなか難しいことですが、いつも心がけていようと思います。

私はていねいにお話を聞き、事実経過を把握していたほうが戦略を組み立てやすいタイプのようです。だから、言いたいことはなんでも気軽に話してくださいね。

仕事を通して、「女性の権利」について考えさせられることはありますか?

男性と女性は、客観的事実があっても、捉え方や受け止め方、理解の仕方はどうしてもズレてきます。特に離婚問題をはじめとする家事事件の分野では、同じ法曹でも男性の裁判官や弁護士には、そのズレを感じることが多々あり、それが女性の権利侵害につながっていると感じます。

たとえば、離婚裁判のなかで、夫婦がうまくいかない離婚原因として、夫側からは、妻が家事をしないという主張がよく出されます。余談ですが、「朝ごはんがなかった」という主張は特によく目にします(苦笑)。 しかし、よく見ると部屋のすみっこにほこりがあったとか、妻と子どもが食事を済ませた後の残り物が冷蔵庫に入ったままで温かい食事が出されないとか、ワイシャツにアイロンがかかっていないとか、要するに夫が満足できる家事ができていないという主張です。 妻側に聞くと、そもそも夫の帰りが遅いから生活時間が合わないとか、妊娠・出産の直後で、体調も万全に回復していなかったとか、一緒に暮らしていれば、夫にもわかるだろうという事情があったりもします。

それにも関わらず、さも悪いことのようにバーンと「家事していないから離婚理由がある」と主張してくるんです。そして夫本人だけではなく、夫側の代理人である男性弁護士も男性裁判官からも、「それはひどいよね」と心底思っているような言動がしばしばあり、同じ法曹と言っても、溝を感じます。

私は本当に前々から思っているのですが、夫が、家事ができていないと言って妻を責めることは、妻が、夫が稼いでいないことを責めることと同じ土俵の話ではないかと。でも、それを妻側が言うと非難ごうごうですよね。必死で働いても、いろいろな制約があるなかでは、稼ぎは人それぞれであり、その額が少ないからといって、夫がさも怠けているみたいに頭ごなしに責めたら、それこそ人権問題です。それと同じだと思うのですが、家事ができていないと女性は男性から当然のように責められる、問題は根深いです。

この事務所だからこそ経験できた仕事はありますか?

事務所の外でもさまざまな活動をすることを推奨し応援する事務所ですので、事務所外の活動にも携わり経験することができました。

私は、薬害C型肝炎(※)訴訟に携わりました。原告の自宅までおうかがいし、血液製剤が使われたことで、人生全体に大きな被害を被ったことをじっくり繰り返し、お話をお聞ききできたのは意義ある経験になりました。
国と製薬会社を相手に多くの判決を勝ち取った事件ですが、原告の方々は原告団を結成し、「肝炎対策の実現」「薬害の再発防止」の2点を目標に掲げて、今も活動を継続されています。個人としての怒りだけではなく、「自分と同じような被害を二度と起こさない」という思いに根差した活動は崇高なものだと思います。

また、薬害肝炎弁護団の一員となることで、他のさまざまな事務所の先輩弁護士に助言をいただいたり、基本的な尋問の仕方や書面の書き方を教えてもらったり、議論を交わしたりしたことが弁護士としてのスキルに直結しました。

(※/薬害C型肝炎)出産や手術の際に、旧ミドリ十字(現三菱ウェルファーマ・ ベネシス)の血液製剤
(フィブリノゲンなど)を投与されたことが原因で発症した肝炎

相談者には将来、どうなってほしいと願いながらお仕事をしていますか?

その人がその人らしく「生きやすい生き方」というものがあると思います。「こうありたい、こうしたい」という気持ちを中心にした選択をしていただけるように、一緒に前に進んでいけるような弁護士でありたいと心がけています。
「弁護士に相談したら即離婚」ではありません。なにか「モヤモヤする」だけでもいいのです。気軽に話しに来てください。

また、『福岡市男女共同参画推進センター・アミカス』で開催される『あなたの人生サポート講座』(※)の開催も担当しています。女性が人生のなかで直面する法律問題をテーマにした講演です。これまでの経験を活かし、就職、結婚、離婚、老後、相続など女性の人生のトータルなサポートにもさらに注力していきたいと思っています。

(※/『あなたの人生サポート講座』) 問い合わせ先 TEL092-526-3755(福岡市男女共同参画推進センター・アミカス)

弁護士紹介

個性あふれる女性弁護士たちが あなたのお悩みをトータルでサポートいたします

原田 直子
原田 直子

宮崎大宮高校、九州大学法学部卒。生まれは福岡県。1982年弁護士登録。

松浦 恭子
松浦 恭子

福岡県出身。修猷館高校、九州大学卒。1992年弁護士登録。 松坂法律事務所を経て、1994年に当事務所へ入所。

相原 わかば
相原 わかば

一橋大学法学部卒。1995年札幌弁護士会にて弁護士登録。

郷田 真樹
郷田 真樹

愛媛県出身。愛媛大学法文学部卒業。民間企業勤務を経て、2000年に弁護士登録をし、当事務所に入所。

佐木 さくら
佐木 さくら

長崎県出身。京都大学法学部卒。2001年弁護士登録・当事務所入所。

山崎 あづさ
山崎 あづさ

生まれは福岡。九州大学法学部卒。2001年弁護士登録・当事務所入所。

柏熊 志薫
柏熊 志薫

東京都出身。早稲田大学法学部、同大学大学院、中央大学法科大学院卒。2008年弁護士登 録、当事務所へ入所。

石本 恵
石本 恵

長崎県長崎市出身。慶應義塾大学法学部卒業。九州大学法科大学院修了。2010年12月弁護士登録。2011年1月当事務所入所。

井芹 美瑛
井芹 美瑛

熊本県県上益城郡出身。九州大学法学部卒業、九州大学法科大学院終了。2015年、弁護士登録・当事務所に入所。